ご閲覧いただきありがとうございます。
ノッルと申します。
いよいよスカーレット・バイオレット発売まで2週間を切りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。自分は新情報は見ないで挑みたい派なので常に情報が飛び交うインターネットと格闘する日々を過ごしています。インターネットやめろ。
本記事では任天堂様の最強ハードであるSwitchにおける初のポケモン完全新作、「ソード・シールド」のプレイ時間1885時間余の思い出をつらつらと綴っていこうと思います。
前半は剣盾という作品についての感想、後半はランクマッチ35シーズン分+公式大会の感想となります。少々長くなりますがお好きな部分を見ていただければ嬉しいです。
作品についての感想(軽め)
新要素"ダイマックス"
ポケモンがデカくなる。一言で表すとこれだけなのだが、シンプルかつ受け入れやすいテーマで、絵面のインパクトからしても老若男女問わず愛されるゲームの目玉要素としては最適解に近いものであるとすら感じられた。
対戦の仕様としてはステータス強化のメガシンカと技火力強化のZ技の中間を取った感じで、3ターンという制限もまた絶妙な駆け引きを生み出していた。
ダイジェットが最強なのは言わずもがなで、これにより飛行タイプや素早さ操作技が総じて高い評価のまま3年間環境は回っていたのだが、注目すべきはダイウォールの存在で、これによりダイマターン枯らしや様子見の概念が生まれるためダイマの切り合いで単に殴り合いが過激化するだけではないというのが難しく、そして面白い要素だった。
ダイジェットやダイウォールの媒体技を意図的に入れるというのも往々にしてあり、特に飛び跳ねる等の溜め技は媒体にするだけでなく相手のダイマターンを強制的に1ターン持っていくというこの世代独自の活躍が見られて面白かった。
グラフィック
チョーーー綺麗。サンムーン時点で3Dグラフィックはかなり完成されてはいたが、3DSのスペックで表現しきれない部分が数多くあったのも事実だろう。そこをSwitchに移行することでスペック難を解消し、更には広大な自然空間や緻密な建造物、ポケモンや人物の動き・表情の豊かさ、ダイマックス含む刺激的なモーションなどをとんでもない完成度で仕上げていた。
リアルに寄せすぎるとポケモンのキャラクターチックな世界観と乖離してしまうことまで考えると、この剣盾のグラフィックはポケモンシリーズとして一つの到達点であったように感じた(タイトル回収)。とは言えSVではさらにリアルさが追求されており、ここからどのような変遷があるのか楽しみなところではある。
そして注目すべきは何と言ってもワイルドエリアだろう。視点移動を駆使しながら広大なマップを駆け回る様はまごうことなきオープンワールドの先駆けであり、これを部分的ではあるがポケモンシリーズで実現したのは革命だった。主にピカブイから導入されたポケモンのシンボルエンカウントがかなり表現豊かになっており、生き物としての側面が拡張されていたのが良かった。
ストーリー
作品全体を通じて"競技としてのポケモンバトル"というテーマが強調されており、誰もが認める大スターダンデ、さまざまな境遇下で競い合うライバル達、それをいろんな形でバックアップする大人達という構図で成り立っている。この大人達というのが重要な要素で、サンムーンから顕著ではあったが主人公の旅をしっかりリードして支える役割であり続けるため何かやりたいことがあったら頼れる大人がいるよ、という子供達へのメッセージ性であると受け取れる。
推しを応援するファンやエネルギー問題なんかのトレンドもちゃっかり取り入れていてそういうメッセージ性もあるのがポケモンらしいところではあった(毎回のように極端な思想が出てくるため実はこっちが制作陣の本音なんじゃないかとすら思ってしまう)。
ライバルに焦点を当てて掘り下げていくと、ホップは明るく常に主人公と仲良くしてくれる存在でありながら兄である大スターダンデというデカすぎる目標があり、ビートとの衝突もあって次第にコンプレックスに苛まれることになる。今までのライバルに通づる部分もありつつもやはり周囲とのコンプレックスが強く、主人公との実力差も受け入れて研究者になるという前向きな道を選んだのが良い落としどころだった。あとBGMが良すぎる。
マリィはスパイクタウンで応援してくれるファンという存在があり、それに応えるという明確に強くなる理由があるのが良かった。ファンに応えるという点でバトル以外にも色々四苦八苦していたのがアイドル感もあって良かった。方言女子はズル。
ビートはローズ委員長という偉い人に認められることで本来の目的を見失い、ついには委員長に捨てられるという悲しすぎる存在。だがポプラというちゃんとした大人に拾われることで対戦相手のことを認められる青年へと成長する。でも最後まで憎まれ口は残っちゃうの好き。あとBGMが良すぎる。
そして最重要人物ダンデだが、チャンピオンとして大衆を魅了しながら、大人として序盤から主人公の旅をリードし、皆で強くなるという目的を達成するために全力を尽くす、大スターとして然るべき存在だった。
最終決戦のスポンサーを背負ったマントを脱ぎ捨て1人のトレーナーとして主人公に向き合い剣と盾を象徴し王に仕えるポケモンであるギルガルドを繰り出し最後は王冠として被っていた帽子を脱ぎ捨てる演出は、BGMも込みで歴代最高レベルだったと思う。
DLC
発売から1年経ったタイミングで発表された、有料ダウンロードコンテンツだが何と新マップは全オープンワールド&連れ歩き可能という豪華っぷり。それだけでも衝撃的だったのだが新ポケモンの解禁、教え技の習得、ポケモン育成の補助、登場人物のキャラクター性の掘り下げなどなど今までマイナーチェンジ版で行っていたことをアップデートという形で行っており、Switchならではの良い落とし込み方をしてるなと思った。
ランクマッチ感想
今作のランクマッチは今までの対人戦とはけっこう違った内容で、1か月単位でシーズンが変わったり、ポケモン解禁時のみならず運営側によって新しいルールが制定されるシステムだったり、禁止伝説が解禁された上にどんどん増えていったりと色々革新的だったため目まぐるしく変わる環境の変化に付いていくのが大変だった。
全シーズン通して面白いけど難しい、難しいからこそ面白いという感覚が続いていて個人的に面白くないシーズンは一つも無かった。というかゲームなんて自分が楽しけりゃいいので大満足通り越してキョダイ満足である。3年間もの間楽しませ続けてくれて本当にありがとうゲームフリーク。ありがとう実況者達。ありがとうフォロワーさん。ありがとう関係者各位。
ちなみに先にランクバトル35シーズン分、シングルのみの試合総数を振り返っておくと3992勝3328敗の計7320戦だった。なんだこの人生。試合数だけ見ればえげつない(のか?)が、配信かなんか見ながらダラダラと勝負を楽しんでいる時間が大半を占めているので、ストイックに頑張っていたというわけではない(弱点保険かけるな)。こんだけやってあんまし成長が見られないのはそういうことだろう。SVでは安定して3桁以上取れるよう精進したい。
全シーズン振り返り
S1(シリーズ1)
4185位,レート1869
114勝 82敗 参加者1,051,524人
記念すべき初シーズン。順位こそ微妙だがレートがけっこういい感じなのでさすが100万人越えの最盛期である。バンドリ+威嚇ギャラを主に使ってた。
S2(シリーズ2)
9567位,レート1746
138勝 112敗 参加者866,832人
ゴースト統一で戦ってた。4桁はいけたから満足してた。
S3(シリーズ2)
11386位,レート1704
55勝 40敗 参加者723,873人
記憶がない。
S4(シリーズ3)
1765位,レート1872
88勝 56敗 参加者647,589人
記憶がない。何故かそこそこ勝ってる。
S5(シリーズ3)
26754位,レート1596
45勝 38敗 参加者484,743人
記憶がない。
S6(シリーズ4)
22535位,レート1607
26勝 18敗 参加者454,212人
記憶がない。
S7(シリーズ4)
83529位,レート1443
64勝 72敗 参加者540,086人
記憶がない。唯一の負け越し。
S8(シリーズ5,鎧ルール)
1967位,レート1852
189勝 158敗 参加者491,419人
夢エスバゴリラ解禁。バンドリドヒドナット+αでなんとか抗ってた。この時初めて朝9時まで潜っていた形跡が見られるためちゃんと3桁順位に食い込もうとしていたことが分かる。
S9(シリーズ5)
6996位,レート1702
265勝 234敗 参加者413,465人
やりすぎ。この時単位落としまくってその逃避でやりまくってた気がする。エレキボールエスバとかで遊んでた。
S10(シリーズ6,上位禁止ルール)
10340位,レート1666
122勝 105敗 参加者351,231人
ゴリラが居なくなったので頑張って気合いだめインテレオン活躍させようとしてたけど、パッチラゴンは壁込みで貫いてくるわアシレーヌ突破できんわで悲しいくらい弱かった。
S11(シリーズ6)
26596位,レート1564
83勝 77敗 参加者383,874人
原太鼓リザードンとかファイアローとか砂エースルガルガンとかで遊んでた。でも結局パッチドサイレーヌの3すくみが強かった。
S12(シリーズ7,冠ルール)
225位,レート2023
133勝 97敗 参加者455,853人
転機。この時初めてシーズン解禁前の仲間大会に参加し、ちゃんと勝つために構築を練り直すということを繰り返していた。カバマンダは単に好きな並びだったがそこから試行錯誤を繰り返していたら偶然めちゃくちゃ環境にハマるパーティが完成し、初のレート2000↑を達成することができた。推しポケであるボーマンダ入りで初めて結果を残せて本当に嬉しかった。
これ以降めちゃくちゃ順位とレートを気にするようになってしまう。
S13(シリーズ7)
9638位,レート1671
78勝 66敗 参加者379,627人
前期のパーティを軸に戦うも環境の変化についていけず惨敗。自惚れていた。
S14(シリーズ7)
1951位,レート1811
110勝 90敗 参加者352,833人
サンダーORラプラスダイマからのトリルミミッキュ→ブリザポスで戦ってた。
S15(シリーズ8,竜王戦ルール)
16590位,レート1609
145勝 134敗 参加者334,286人
禁止伝説がランクマで解禁。3か月は長いような気もしたが禁止伝説の育成について考える機会も今までめったに無く、考えるのも楽しかったし大迫力な絵面も見ていて面白かった。初期はBキュレムで勝ち抜くも耐久振りザシアンが増えすぎたため断念。オーガサンダー軸に変えるもうまく扱えず惨敗。
S16(シリーズ8)
5350位,レート1692
187勝 170敗 参加者314,837人
月光乱舞クレセ+珠オーガで遊んでた。
S17(シリーズ8)
16130位,レート1573
100勝 92敗 参加者241,253人
姉が持ってたソードを強奪しザシアンを手に入れるも結局惨敗。
S18(シリーズ9,冠ルール)
1339位,レート1820
197勝 176敗 参加者248,508人
帰ってきた冠。ガブサンダーマリポリ2ウインディナットのサイクルパを使っていたがけっこういい線いってたと思う。
S19(シリーズ9)
738位,レート1848
153勝 125敗 参加者232,766人
久々に3桁達成。アーゴヨンが止まりづらい環境であり、止めてくるポケモンにはビルドエスバが刺さるという綺麗な並びだったが、単に積み構築の練度が足りなかった。キュウコンで零度催眠連打するの楽しすぎる。
S20(シリーズ9)
5342位,レート1656
48勝 35敗 参加者238,961人
ブルルドランとか使ってた気がする。
S21(シリーズ10,ダイマ禁止)
6730位,レート1679
174勝 155敗 参加者274,995人
まさかのルール。オーガサンダーナットを軸に戦うもなかなか掴めず惨敗。
S22(シリーズ10)
684位,レート1910
124勝 95敗 参加者247,838人
イベルはどうしても使いたかったので使い続けた結果、満遍なく対応できるいい感じのサイクルが組めた。冠ルールの時愛用してた並びがここで活きたのも嬉しかったし、特殊ルールでそこそこの結果を残せたのも嬉しかった。
S23(シリーズ10)
3882位,レート1714
157勝 138敗 参加者252,792人
ダブル2197位,レート1627
31勝 14敗 参加者252,781人
まさかのダブル参戦。この時からビエラさんを見始めたのとダイマ禁止のうちに1回くらいやっておきたいという気持ちで始めた所無事マスターに到達。アマージョ×カイオーガが強かった。
シングルは色違いザシアンが解禁されたため、色ザシアンと色クレセの並びかっけぇし強くね?と思い使っていたが活かしきれなかった。
S24(シリーズ11,竜王戦ルール)
23075位,レート1542
16勝 13敗 参加者253,845人
ダブル4507位,レート1574
10勝 5敗 参加者253,840人
ネジキチャレンジに奮闘していたのと途中からBDSPが発売されたので極端に対戦数が少なくなっている。
S25(シリーズ11)
未 参 加
参加者220,042人
ここに来てまさかの未参加。BDSP楽しみ尽くした。
S26(シリーズ11)
3310位,レート1697
152勝 131敗 参加者222,310人
イベルドヒドラッキーの並びを使うもなかなか奮わず。
S27(シリーズ12,GSルール)
1321位,レート1783
107勝 83敗 参加者251,859人
ダブル1673位,レート1654
23勝 11敗 参加者251,845人
まさかの禁伝2体&7か月ルール。世界大会基準ルールということでダブルにも挑んでみたがディアルガ×白バドのWトリルコンビがなかなか強かった。
シングルはこの頃からイベザシを使っていたがハマる型が見つからなかった。
S28(シリーズ12)
6819位,レート1635
126勝 111敗 参加者238,173人
ダブルハイパーボール級
10勝 8敗 参加者238,164人
ここでダブルのやる気が無くなる。イベザシとダルマやヌケニンの相性が良いことに気付き始める。
S29(シリーズ12)
960位,レート1814
186勝 156敗 参加者209,406人
否応なしに始まった社会人生活に阻まれるも久々にギリギリ3桁に食い込む。ヒヒダルマの択ゲーを制すると最強になれるが、それでもザシオーガサンダーがどうしようもなかった。
S30(シリーズ12)
13055位,レート1567
95勝 85敗 参加者181,538人
ゼルネ+コケコの並びによくいじめられていたためその並びに注目し、コケコ+ゼルネホウオウやゼルネクロを組むも全然良い構築が組めなかった。
S31(シリーズ12)
2329位,レート1710
162勝 138敗 参加者196,556人
7か月もあるので1回くらい変なパーティを組みたいと思い、イッシュ統一を組む。基本はデンチュラのねばねばネット+珠Wキュレムだったがこれがシンプルに強く、最終日に何度も3桁チャレンジにこぎつけたので結果が出せなかったのがかなり悔しかった。
S32(シリーズ12)
1768位,レート1736
125勝 103敗 参加者181,109人
イベザシを練るも良い形にたどり着けず。
S33(シリーズ12)
190位,レート1924
161勝 118敗 参加者203,613人
最高最終順位更新。前期イベザシで結果を出した方々やミラーの時強く感じた並びをパクった参考にさせてもらった結果、環境トップのバドザシにめちゃくちゃ勝てて、他の並びにもある程度対応できる構築にたどり着けた。S36でも末永くお世話になりそう。
S34(シリーズ13,大怪獣バトル)
6256位,レート1603
174勝 156敗 参加者169,419人
ついにやりやがったルール。最初はディアルガ初手ダイマがめちゃくちゃ強かったがだんだん簡単にいなされる様になり上手い構築が組めなかった。最終日はギリ3桁にいたため、そこで止めておけばいいのに出先のホテルでランクマに励みボロ負けした。幻ポケモンのダイマックスが見れるのはこのシリーズだけ。
S35(シリーズ13)
1673位,レート1706
256勝 237敗 参加者141,874人
めっちゃやった。慣れない構築を使うのは諦め、ガブイベルザシアンを軸に組んだらそこそこ勝てた。最終日の2日前くらいは300位まで行けてたのでそこで止めておけばいいのに潜りまくって溶かした。でも最後のランクマを楽しみきれたので後悔は無い。
S36
2100年まで生きてたら追記
公式大会
カンムリビギニング
2866位,レート1553
参加者51,444人
初めて参加した公式大会。竜舞バンギを軸に戦っていたが途中でアイアントが強すぎることに気づく。こっちを通す意識に切り替えれば勝てたかもしれない。
セイムビート
126位,レート1710
参加者24,544人
おふざけパーティで挑んだらそこそこいい結果が出てしまった大会。ここでS19のラムビルドエスバの積み構築の着想を得る。
ウォーターパラダイス
403位,レート1657
29勝 16敗 参加者30,721人
岩封ステロカブトプス+ギャラドスがマジで止まらなくて強かった。仲間大会で2位を取るなど絶好調だったが1度の運負けから流れが傾き、勝ち切ることができずにかなり悔しい思いをした。
レジェンドオブラウンド
244位,レート1667
28勝 17敗 参加者27,830人
禁伝のみというシリーズ13ともまた違うルール。珠マーシャドーなんて使わずに襷にしておけば良いと学ぶ。ここで流行ったソラブレザシアンがランクマでも最終的に結果を出していたのが面白い。
ジムチャレンジ
86位,レート1707
29勝 13敗 参加者23,240人
唯一100位以内に食い込めた大会。起点ジュラルドンからのルチャブルがシンプルに強かったが、ルチャブルが止められると即負けする。
チャンピオンリーグ
699位,レート1607
28勝 17敗 参加者26,822人
最後に参加した大会。ボーマンダを止められるポケモンが少ないと思い岩封ステロガブと組ませたがなかなか上手く通らなかった。レアコイルは強い。
総括
作品自体ポケモンシリーズとして1つのゴールに達したとも言える文句なしの完成度で、ランクマのルール変更や公式大会もいい感じの頻度で行ってくれたため3年間ずっと飽きることがなかった。自分自身初めてランクマでのちゃんとした結果を残せて、より真剣にポケモンに取り組むきっかけもできたとても思い入れのある一作となった。要するに
楽しかった!!!ポケモン最高!!!
ここまで見ていただきありがとうございました!